2014年01月23日

『土竜の唄 潜入捜査官 REIJI』お薦め映画

★★★★★ 2013年製作 日 (130 min)
【監督】三池崇史 (妖怪大戦争、着信アリ、荒ぶる魂たち)
【出演者】
生田斗真 (脳男、僕等がいた、シーサイドモーテル)
堤真一 (地下鉄に乗って、フライ,ダディ,フライ、ALWAYS 三丁目の夕日、クライマーズ・ハイ)
山田孝之 (電車男、凶悪、手紙、イキガミ)
仲里依紗、岡村隆史、上地雄輔、吹越満
【あらすじ】交番勤務の巡査・菊川玲二は、正義感は人一倍強いが無鉄砲で始末書続き。 ある日、署長より突然クビを言い渡されるが、密かに潜入捜査官(通称モグラ)に任命される。 その任務は、武闘派暴力団組織・数寄矢会に潜入して合成麻薬MDMAの密売ルートを暴き、会長・轟周宝を逮捕すること。 闇カジノに潜り込んだ玲二は、数寄矢会傘下・阿湖義組の若頭クレイジーパピヨンこと日浦匡也に気に入られ、兄弟の契りを交わすが…。 アクション・コメディ。

原作:高橋のぼる『土竜の唄』(コミック) 脚本:宮藤官九郎 主題歌:関ジャニ∞『キング オブ 男!』

『土竜の唄 潜入捜査官 REIJI』象のロケット
『土竜の唄 潜入捜査官 REIJI』作品を観た感想TB

画像(C)2014 フジテレビジョン 小学館 ジェイ・ストーム 東宝 OLM (c)高橋のぼる・小学館

mogura1.JPG 【解説と感想】先日、哀愁漂う韓国の潜入捜査官の映画『新しき世界』の感想を書いたばかりだが、今度は日本の潜入捜査官のお話。こちらは哀愁とは無縁のエンターテインメント作品だ。「ありえねーだろ!」の連続だが、深く考えてはいけない。高橋のぼるのコミックが原作で、本当に「コミックそのまんま」みたいな世界なのだ。冒頭から大笑いさせられて、「これはかなり面白いかも!」という期待が高まる。

mogura2.jpg 正義感が強すぎて失敗続きの若い巡査・菊川玲二(生田斗真)は署長(吹越満)からクビを言い渡されると同時に潜入捜査官(通称モグラ)に任命され、暴力団・数寄矢会に潜り込まされる。潜入捜査官養成係の赤桐一美(遠藤憲一)や麻薬取締官(皆川猿時)も、「フォローはするけど、失敗して死んでも自己責任だからねー。」みたいな無責任で軽いノリ。最前線の兵隊はツライよ、なのだ。

警官の制服姿の玲二は、愛される(実は地域住民から迷惑がられている)交番のお巡りさんに見えなくもないが、厳格さのカケラもなく頼りなさそう。ところが、金髪に豹柄・金ラメのヤクザ系ファッションだと男振りが数ランクアップする。全身総金ラメスーツに負けないオーラを放つ男はそうそういない。ひょっとしたらヤクザが天職だったのかも。とにかく度胸だけはありそうだ。

数寄矢会で玲二の兄貴分となるクレイジーパピヨンこと日浦匡也(堤真一)は、ある時は笑わせ、ある時は泣かせ、ある時は「おおぉ〜!」と驚かせてくれる濃いキャラクター。パピヨン(蝶)柄の白いスーツを見ただけで、これは愛すべき人物だと思ってしまう。全身にパピヨンが飛び交っていても照れずにいられる男はそうそういない。脳天気だが、義を通す情に熱い男なのだ。

mogura3.jpg それに比べて、数寄矢会で玲二と相棒契約を結ぶ月原旬(山田孝之)は金髪金眉だが面白味のない黒いスーツで、不気味なこだわりを感じさせる。細かいことにうるさそうだ。数寄矢会と敵対する蜂乃巣会の猫沢(岡村隆史)は妖怪のようで、その弟分の黒河(上地雄輔)は全身マダラでチーターみたい。誰もがコミックキャラ成り切りへの気合い十分である。

mogura5.jpg どうでもいいことだが…しかし玲二にとっては一大事なのが、「童貞」であること。グラマラスな婦人警官の彼女・若木純菜(仲里依紗)とヤらずに潜入に出てしまったのが心残り。「彼女とセックスするまでは死ねない!」それが彼の原動力である。恋と正義のミッションを果たすべく、ハイスピードで突き進む様子は、見ていて気持ちがいい。

アクシデントの連続、ぶっ飛びアクションで飽きさせない。もう何が起ころうと気合いで受け止めるぜ「バッチ来〜い!」と、見ているこちらもすっかりハイテンションになってしまう。警察としてもヤクザとしても、どう見たってイカレた奴らが自らの職務を全うしてゆく爆笑バイオレンス・アクション。お薦め作品だ。

(象のロケット 映画・ビデオ部 並木)



posted by 象のロケット at 20:27| Comment(0) | TrackBack(8) | 超お薦め映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/385938705

この記事へのトラックバック

土竜の唄 潜入捜査官 REIJI
Excerpt: 交番勤務の巡査・菊川玲二は、正義感は人一倍強いが無鉄砲で始末書続き。 ある日、署長より突然クビを言い渡されるが、密かに潜入捜査官(通称モグラ)に任命される。 その任務は、武闘派暴力団組織・数寄矢会に潜..
Weblog: 象のロケット
Tracked: 2014-01-24 20:40

土竜の唄 潜入捜査官 REIJI : ”間”の大切さを教えられた作品
Excerpt:  昨夜は、久々に平日のレイトショーで映画を観てきました。当たり前かもしれませんが、観客の少なさにびっくりでした。では、本日紹介する作品はこちらになります。 【題名】
Weblog: こんな映画観たよ!-あらすじと感想-
Tracked: 2014-02-19 10:55

「土竜の唄 潜入捜査官 REIJI」ジャニーズ、マッパ(^^;!
Excerpt: [土竜の唄潜入捜査官REIJI] ブログ村キーワード  “監督・三池崇史、脚本・宮藤官九郎、主演・生田斗馬”何とも豪華なラインナップ!「土竜の唄 潜入捜査官 REIJI」(東宝)。まあ、今この並びで..
Weblog: シネマ親父の“日々是妄言”
Tracked: 2014-02-19 14:04

土竜(モグラ)の唄 潜入捜査官 REIJI
Excerpt: 警察の潜入捜査は深刻な内容になりがちだけど、そんな既成概念を打ち破ってお笑いにした。警察側はなんとか逮捕したいのだけど、暴力団の方にも建前と本音があるようだ。まじめな映画もいいけど、たまにはこういう息..
Weblog: とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
Tracked: 2014-02-22 22:01

土竜の唄 潜入捜査官 REIJI
Excerpt: クスクス笑えて面白かったけど、一週間もしないうちに内容忘れてしまいそう。
Weblog: だらだら無気力ブログ!
Tracked: 2014-02-24 00:37

土竜の唄
Excerpt:  『土竜の唄 潜入捜査官Reiji』を渋谷シネクイントで見ました。 (1)本作は、脚本・宮藤官九郎+監督・三池崇史で漫画を映画化したものながら(注1)、映画評論家の評価はあまり高くなく、それなら自分..
Weblog: 映画的・絵画的・音楽的
Tracked: 2014-03-14 21:33

「土竜の唄 潜入捜査官 REIJI」
Excerpt: 「潜入捜査官」繋がりという事で(笑)。小雨の難波で新幹線までの時間を持て余し、TOHOシネマズなんば2で鑑賞。昔「敷島シネマ」だったらしいね。オリエンタルホテルの間近。なんばグランド花月といい、大阪に..
Weblog: ここなつ映画レビュー
Tracked: 2014-04-17 12:23

『土竜(モグラ)の唄 潜入捜査官REIJI』(2014/映画)
Excerpt: 予告編で有名なあの全裸ボンネットから、派手で騒々しくておバカなだけの下品コメディだと思ってた。ぃゃ、普通に面白かったんですけど。あるかわからないけど今から続編も楽しみ。ただし、原作コミックを読んだ..
Weblog: momoな毎日
Tracked: 2014-10-06 16:59